釣りたての新鮮なイサキを入荷しました!
海彦ではこのイサキを贅沢に1本丸々使用して姿造りでお出ししますよ♪
網でとったイサキより釣ったイサキが美味しい理由
漁法によってイサキの品質や味は大きく異なります。
網でとったイサキよりも、一本釣りで釣られたイサキの方が美味しいと言われるのは、以下の理由があるからです。
①ストレスの違い
網で捕らえられた魚は、逃げようと暴れる際に体に大きなストレスがかかります。
このストレスが原因で身が傷ついたり、エネルギーを消耗してしまい、旨みが損なわれることがあります。
厳密に言うと、エネルギーはATPという物質です。魚が死んだあとにこのATPが分解され旨味成分であるイノシン酸となります。ATPがたくさん残ったままの方が旨味成分が多くなるからです。
一方、釣ったイサキは、丁寧に取り扱われるためストレスが少なく、鮮度や味が保たれるのです。
②鮮度管理
網漁では大量の魚を一度に漁獲するため、魚同士がぶつかり合って傷がついたり、鮮度が落ちることがあります。
一方、釣り上げられたイサキは一匹ずつ丁寧に扱われ、即座に締めたり冷やしたりすることで鮮度を保つことができます。
そのため、釣ったイサキは食感が良く、旨みも豊かです。
見た目と品質
網漁では網の中で魚が傷つきやすいため、皮が剥がれたり、身がつぶれることがあります。
一方、釣ったイサキは形が美しく保たれ、食卓に並べたときの見た目も良いため、価格も高くなりやすいのです。
このような理由から、釣ったイサキは網漁のものより高級品とされ、より高い評価を受けています。
イサキとはどんな魚?
イサキはスズキ目イサキ科に属する魚で、体長は30~50cmほど。
銀色の体に淡い黄色のラインが特徴的で、美しい見た目をしています。
主に関西や九州の温暖な海域で漁獲され、日本では春から夏にかけてが旬です。
特に梅雨時期には産卵を控えたイサキが脂をたっぷり蓄え、ふっくらとした身になります。
名前の由来には「居魚(イオ)」という古語が転じた説や、「居酒屋に酒」という意味で酒に合う魚とされる説があります。
どちらにしても、イサキは古くから親しまれてきた魚なのです。
梅雨の時期が最高に美味しい理由
イサキが「梅雨知らず」と言われるのは、梅雨の季節に脂がたっぷりのり、最も美味しくなるから。
脂がのったイサキは、その身にしっとりとした旨みと甘みが凝縮され、刺身や塩焼きなど、どんな調理法でも楽しめます。
特に皮と身の間にある脂は格別で、香ばしく焼き上げた塩焼きは一度食べたら忘れられない美味しさです。
さらに、イサキの脂はクセが少なくさっぱりとした味わいが特徴。これが、多くの人に愛される理由の一つです。
また、旬の時期のイサキは栄養価も高く、特にDHAやEPAといった健康に良い成分を多く含んでいます。
いかがでしょうか。
海彦ではイサキの美味しさを存分に堪能していただくために皮を炙っています。
お一人では食べきれない…。そんなときはご相談ください。片身でも炙り刺しを作ります。
まずはこの脂のりのりな絶品イサキを食べに来てください!