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レンコダイ(連子鯛)ってどんな魚?

先日、お店には立派なレンコダイが入りました。

 

私が島根に来てからスーパーでよく見かけるようになったこのレンコダイ。

全国的に流通しない珍しい魚なのかな?と思いましたが、実はいくつか名前を持っていたんです。

 

レンコダイ(連子鯛)ってどんな魚?

 

1. 島根の魚屋や食卓でおなじみの「レンコ」って何?

島根県のスーパーや魚屋さんでは、「レンコ」や「レンコダイ」と呼ばれる魚をよく見かけます。

地元の人にとってはすっかり馴染みのある存在で、塩焼きや煮付けの定番として親しまれています。

「レンコ」とは、全国的には「キダイ(黄鯛)」として知られる魚のこと。

小ぶりで赤みがかった体が美しく、家庭料理にぴったりのサイズと味わいで重宝されているんです。


2. 「レンコ」の名はどこから来た?

レンコダイ(連子鯛)ってどんな魚?

 

「レンコ」という呼び名の由来は、はっきりとした定説こそありませんが、島根をはじめとした山陰地方では古くから使われてきた方言的な愛称と考えられています。

丸くて小さな姿が、どこか親しみを感じさせ、「レンコ」と口にしたくなる可愛らしさがあります。

地元漁師や市場関係者の間でも、この呼び方のほうがなじみ深いそうです。


3. 漢字で書くと「連子鯛」

「レンコダイ」は漢字で「連子鯛」と書かれます。

これは、かつてこの魚が群れをなして大量に漁獲されたことに由来すると言われています。

島根県の沖合でもよく獲れる魚で、一度網にかかると次々と連なって捕れることから、「子どもが連なるように獲れる鯛=連子鯛」と名づけられたという説があります。

たしかにこの「連子鯛」という名前から、漁の風景がイメージできそうです。


4. 朝獲れがすぐ店頭に!

島根県内では、朝に水揚げされたレンコダイがその日のうちに地元のスーパーや鮮魚店に並ぶケースも多いそうで、非常に新鮮な状態で消費者に届けられます。

とくに松江や出雲の市場では「朝獲れ」「地物」の表示で販売されることも多く、価格も手頃。

地元の人にとっては“いつもの魚”として安心して手に取れる存在なんだそうです。


5. お店では、フライや海鮮丼にしてお出しします!

お昼のランチではお造りを海鮮丼に乗せたり、フライにして定食の一品としてお出ししています。

夜の居酒屋ではフライやお造りの盛り合わせにしてお出ししています。

レンコダイ(連子鯛)ってどんな魚?

淡白な身はフライにするとふんわりサクサク食感が!

お造りにすると白身ならではの上品な甘みが楽しめます。


島根のレンコダイ、食べてみてはいかがでしょうか?

漁獲量も安定しており、スーパーでもよく見かけるレンコダイ。

島根に来た際は「レンコダイ」、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか♪

  • この記事を書いた人

海彦スタッフ

東京から島根にやってきた大学生。ビールと日本酒をこよなく愛す。魚の知識を身に着けながら、日々の自炊に奮闘中。

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