突然ですが、この魚、今まで見たことはありますか?

いっぱい釣れた!
黄色い尾びれ、シュッと滑らかな体つき、そして体に通った銀と黄色のライン。
冒頭のタイトルで先に出してしまいましたが、
「ツムブリ」という魚です。
実は記事初登場の「ツムブリ」。
名前にブリとついていながら、実はブリの仲間じゃない!?
ということで、ツムブリの名前の由来やきれいな見た目の理由、そして海彦での提供方法についてご紹介します!
ツムブリの名前の由来:紡錘形の体つき

体に通ったラインが特徴的!
「ツムブリ(紡錘鰤)」という名前は、その細長く滑らかな体形が“糸を紡ぐ紡錘(つむ)”に似ていることが由来と言われています。
ブリという名前が入っていますが、ブリ属ではなくアジ科。
アジ科らしい軽さと青物らしい香りを合わせ持つ、ちょっと不思議な魚です。
きれいな見た目のツムブリ
①体に入った縞模様

ツムブリの特徴である縞模様には、生き残るための理由が隠れています。
高速で群れ泳ぎをするツムブリにとって、このラインは 海中でのカモフラージュ(迷彩) の役割を果たします。
光が揺らめく表層では、ラインがぼけて動きに見え、体の輪郭が読みづらくなるため、捕食者に狙われにくくなるのです。
②黄色い尾びれで仲間を認識

また、黄色い尾びれやラインは 仲間同士の“目印” としての役割もあるそうで。
高速で回遊するツムブリにとって、群れの位置を把握しやすくする機能的な色。
きれいな見た目は、実は生存のための戦略でした!
気になる味は:さっぱり×柔らかな身質
ツムブリの身は、しっとりしてほどよい脂がありながらも、後味はさっぱり。
ブリのような重たさはなく、カンパチよりも軽い、爽やかな甘みの白身です。

刺身にすると透明感があり、柔らかな身質とさっぱりした味わいが特徴です。
食べ疲れしないさっぱりとした美味しさが魅力です!
ツムブリの旬はまさに今!
ツムブリは地域差がありますが、一般的には秋から冬にかけて脂がのり、刺身がとても美味しくなる季節です。
寒さが深まると身が締まり、ほどよい弾力とみずみずしさが出てきます。
お店での提供方法:ランチは海鮮丼、夜は刺身で!
海彦では、そんなツムブリをランチは海鮮丼、夜はお造り盛り合わせにしてお出しします。
確かにアマダイのような魚と比べると旨味は少ないですが、ツムブリはそんな味の濃い魚を引き立てる海鮮丼の名脇役のような存在。
ぜひ交互に食べて、それぞれの魚の良さを実感してください!
今が旬のツムブリ、見つけたらお早めに!
きれいな見た目と体に通ったラインが特徴的なツムブリ。
さっぱりした味&柔らかな身質で、食べ疲れしないのが特徴です。
ランチでも居酒屋でも登場予定ですので、見かけた際は試してみてはいかがでしょうか!
皆さまのご来店を心よりお待ちしております♪