今朝、お店にめずらしい魚「ダルマダイ(メダイ)」がやってきました!
名前のとおり、大きな目がダルマのようで、丸いフォルムも相まってなんとも愛嬌たっぷり。
お店にやってきたのは、なんと1m近くある特大サイズ!
一般的には50~70cmほどと言われているため、今回の個体の大きさはおわかりいただけるかと。
大きい個体ほど脂乗りが良いと言われており、今回のダルマダイも例に漏れずしっかりとした脂乗りです!
実はダルマダイをお店で出すのは初めてということで、どんなメニューになるのか、そして、名前の由来や目が大きい理由をご紹介します!
まん丸の目が特徴のダルマダイ!
ダルマダイは、まるく厚みのある体と、大きな目が特徴の魚。
目がぱっちりしていて、どこかかわいらしい表情をしています。
目がまん丸の理由:深海で暮らすため
実はこの大きな目、深海という暗い世界で暮らすための工夫なんです。
太陽の光がほとんど届かない深い海の中でも、わずかな光や動きを見逃さないように、たくさんの光を取り込めるように目が発達しています。
ダルマダイを捌く厨房に潜入!
海彦の料理長がダルマダイを捌いている様子を一緒に見ていきましょう!
1.血抜き&鱗取り:実はぬるぬるなダルマダイ
こうしてみてもやっぱり目が大きいダルマダイ。
外皮にはぬるぬるとした粘液が分泌されています。
これは獲れたてすぐの状態という鮮度の良さを表す証でもあるそうです。
そんな重い&掴みにくいダルマダイをしっかりと抑えて、まずは血抜き&鱗取り。
尻尾の部分とエラの部分に切れ目を入れることで、体内に溜まっている血を抜くことができます。
刺身にするにも煮付けにするにも、血抜きは臭みを抑えるうえで重要な作業です。
2.いざ開いていく:透き通るような白身のダルマダイ
丁寧に血抜きと鱗取りをし、いよいよ3枚におろしていきます。
開いてみて驚いたのは、その身の白さ。
ダルマダイの身は透き通るような白身で、脂がしっかりとのっています。
皮や骨、身は他の魚に比べて柔らかいそうで、柔らかいながらも弾力のある質感とのこと。
3.白子もありました!
白子好きな皆様、お待たせしました。
今回のダルマダイにもしっかりと入っていました白子!!
後日天ぷらにして登場予定です!
4.ということで新鮮なダルマダイを実食!
ダルマダイ、一体どんな味なんだろう。
と思っていたら、お刺身を試食させてもらうことに。
海彦では普段、お刺身や海鮮丼には甘みの強いさしみ醤油を使用していますが、今回のダルマダイは脂乗り抜群なので濃口醤油に。
わさびを乗せてさっぱりと食べるのがおすすめ!ということでわさびを乗せて食べてみました。
鮮度が良いながらも柔らかめの身質と、脂乗りの良い甘みのある身が相まって、美味しいです!
一般的に鮮度が良い魚は、歯ごたえが良くコリコリとした食感をしていることが多いのですが、このダルマダイは新鮮な状態でもこの身の柔らかさ。
そんな柔らかくしっとりとした身質は、火を入れるとふっくらジューシーに仕上がるそうです!
これは煮付けや塩焼きにも乞うご期待!
お店では刺身やあら炊きで!
海彦では、そんな脂ののった旬のカマスサワラを「刺身」と「あら炊き」でご提供しています。
-
刺身
脂がのった白身は、口に入れた瞬間とろけるよう。ほんのりとした甘みと旨みが広がります。
淡い味わいながら、しっかりとコクがあるのがこの魚のすごいところ。ポン酢やわさび醤油でさっぱりどうぞ。 -
あら炊き
数量限定で、ダルマダイのあら炊きを2食だけご用意しました。脂ののった身から染み出す旨みと、やさしい甘辛い煮汁が絶品の一品です。
どちらの調理法でも、上品で柔らかい身質のダルマダイを堪能していただけます!
今はダルマダイの「はしり」の季節!
ダルマダイの旬は冬から春(12月〜4月頃)にかけて。
水温が下がるこの季節は、深海の環境が安定してエサも豊富になるため、身にしっかりと脂がのり、甘みと旨みが際立ちます。
今はまさに旬の走りの時期。
本格的な旬はもう少し先ですが今でも十分脂乗りがよく、柔らかな身質と甘みを楽しめます。
今が旬のダルマダイ、見つけたらお早めに!
ころんとした姿がかわいく、味は上品で脂のり抜群なダルマダイ。
深海で育った魚だからこその、やさしい甘みとしっとりした口当たりをぜひ一度味わってみてください。
旬の時期のみの数量限定の魚なので、お早めに!!
皆さまのご来店を心よりお待ちしております♪