海彦では、季節によって異なる9種類ほどのお酒を用意しています。
こちらは期間限定でお出ししている「洌(れつ)」。
「洌(れつ)」は、山形県米沢市にある小嶋総本店が醸す純米酒シリーズのひとつ。
「洌」とは、「清らかで冷たい水の流れ」を意味し、その名の通り、クリアでシャープな味わいを追求して造られています。
蔵元の小嶋総本店は、創業1597年という400年以上の歴史を持つ老舗。
伝統を守りながらも、「飲み飽きしない清冽な酒」を現代に伝えるため、革新を重ねています。
実際に飲んでみた!洌 純米の味の特徴
実際に洌純米を飲んでみると、まず感じるのは、スッと鼻を抜ける冷涼な香り。
口に含むと、
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強くシャープな酸味
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雑味のないクリアな旨味
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ドライで潔い後味
が一気に広がり、口の中をさっと洗い流すような爽快感を味わえます。
他のお酒と比較すると…
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「獺祭45」のような甘み重視型とは正反対で、洌は辛口・シャープ型の代表格。
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「刈穂 純米吟醸 春」と比べても、さらに酸味とキレを際立たせた設計。
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「絹乃峰 純米酒」の柔らかい旨味重視とは異なり、洌は冴えた硬質感を楽しむ酒です。
飲み口まとめ
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甘み:ほぼゼロ(ドライ)
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酸味:しっかり強め
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キレ:抜群
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後味:冷たくシャープに切れる
海鮮料理とのおすすめペアリング
洌 純米の鋭いキレと清涼感は、脂の乗った魚介や、旨味の凝縮した料理とベストマッチ。
特におすすめのペアリングはこの3つです。
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サワラの西京焼き
→ 西京味噌の甘みとコクを、洌のシャープな酸とドライ感が見事に引き締めます。
しっとりした脂に負けず、味噌の甘ったるさを感じさせない最高のバランスが生まれます。
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アマダイの一夜干し
→ 旨味が凝縮されたアマダイに、洌の冷涼感が爽快なコントラストを与えます。
塩味、香ばしさ、クリアな酸が交差して、食事がどんどん進む組み合わせ。
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脂の乗った魚の刺身(寒ブリ、アジ、サワラなど)
→ 脂の甘みたっぷりのお刺身にも、洌のシャープなキレが口内をリセット。
飲み口が重たくならず、脂の旨味だけを際立たせてくれます。
これらの料理と洌を合わせることで、脂と旨味の濃厚さ × 日本酒の冷たさとシャープさという、クセになる食中酒体験が生まれます。
まとめ
洌 純米は、辛口好きにはたまらない、鋭いキレと透明感を持った純米酒です。
甘い日本酒とは違う、「食を引き立てる力」を存分に発揮してくれる一本。
特に、
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サワラの西京焼き
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アマダイの一夜干し
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脂の乗った魚の刺身(寒ブリ、アジ、サワラ)
といった脂や旨味の強い海鮮料理と合わせることで、洌の魅力を最大限に引き出すことができます。
食事を引き締め、飽きさせない。
そんな「冴えた一杯」を求めるなら、ぜひ洌 純米を選んでみてください。