皆さん、サゴシという魚をご存知でしょうか?
実はよく名のしれた魚と深ーい関係があるサゴシ。
銀色の体表と、スリムな体型が特徴の魚です。

サワラ

サゴシ
そう、実はサワラの若魚。
体長40〜60cmほどの頃を「サゴシ」と呼び、そして70cmを超えると「サワラ」と呼ばれるようになります。

今回は、サワラとの味の違いや、一押しのサゴシメニューの紹介をしていきます!
スマートで銀色の体表のサゴシ!

サゴシはスマートな体つきをした魚で、体全体が銀色に輝いています。
サワラと同じように細長い体ですが、まだ若いため、スリムでシャープな印象。
背中は青みがかった灰色で、体の側面にはぼんやりとした縦じま模様が見られます。
目が大きく、口元には小さな鋭い歯が並んでいます。
成魚のサワラよりも体色が明るく、皮がやや薄いのも特徴で、捌くと身の白さがひときわ際立ちます。
今はサゴシの走りの季節!
サゴシの旬は、寒さが深まる冬から春(12月〜4月頃)です。
この時期は身に脂がのりはじめ、焼いてもパサつかずしっとりとした口当たりになります。
味わいは、同じサワラと比べると少しあっさりめで上品な甘みがあるのが特徴。
サワラは脂のコクと旨みが強く“とろり”とした味わいですが、サゴシはより軽やかで、さっぱりとした後味が楽しめます。
脂ののり具合でいえば「サワラがしっかり、サゴシが爽やか」。
お酒の席でも食べ飽きず、特に焼き物や酢の物にぴったりの魚です。
お店では刺身や塩焼き、〆サゴシで!
海彦では、そんな脂ののった旬のサゴシを「刺身」と「塩焼き」、「〆サゴシ」でご提供しています。
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刺身
口に入れた瞬間にしっとりとなめらかな舌ざわりが広がります。サワラよりも脂が控えめで、ほんのりと甘みを感じる上品な味わいです。軽やかな旨みとさっぱりした後味が特徴で、日本酒との相性も抜群です。 -
塩焼き
皮目をパリッと香ばしく焼き上げました。中はふっくらとしてジューシー、シンプルな塩味が素材の良さを引き立てます。サワラとは一味違う、若魚ならではの味わいをお楽しみください♪ - 〆サゴシ
新鮮な身をお酢で軽く締め、さっぱりいただける一品。後味がすっきりしていて、辛口の日本酒のお供にぴったりです。塩、酢加減はやさしく仕上げており、サゴシ本来の旨みがしっかり味わえます。

〆サゴシ
今回は〆サゴシを味見させてもらいました!
海彦の〆サゴシは、塩とお酢で軽く締めたサゴシの表面を軽く炙ったものです。
まず1つはそのまま。
塩とお酢の風味がさっぱりとしたサゴシにあっていて、美味しいです!
醤油を付けてもう一つ。
甘みのある刺身醤油が加わることで、味のバランスがより良くなりました!
これは辛口の日本酒が欲しくなる味です!
個人的には洌や、田中六五がおすすめです!!
洌の紹介記事
田中六五の紹介記事
今が旬のサゴシ、見つけたらお早めに!
サゴシはサワラの若魚で、見た目はスマートながら、軽やかで上品な味が特徴です。
サゴシの爽やかな旨みや、塩焼きの香ばしさは、どちらもこの季節ならではの味。
現在お店置いているお酒は、旨味系、濃醇・辛口といった秋~冬向けなラインナップになってきましたので、サゴシと日本酒のペアリングもぜひお試しください♪
皆さまのご来店を心よりお待ちしております!!

