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冬の日本海は過酷!時化で魚が少なくてすみません…。

最近ようやく冬になってきました。

冬になると、「今日は魚の種類が少なくて…」と、お客様にお伝えする日が増えてきます。

というのも、実はお店の魚が少なくなっているんです。

夏は夏で「夏枯れ」によって魚が少なかったですが、冬は冬で大変なのが日本海。

今回は、冬に魚が少なくなる理由について、ご紹介します!


時化が多い冬の日本海

ここ最近の島根県沖は、時化(しけ)の日が本当に多いです。

冬の日本海は過酷!時化で魚が少なくてすみません…。

冬の日の日本海

冬の日本海は、北西からの強い風が吹き込みやすく、波が高くなるのが特徴。

晴れていたかと思えば、短時間で風向きが変わり、雪雲が流れ込んでくることも。

天気予報を確認して、漁に出れそうな日を見つけても、翌日にはその予報が変わっているなんてこともしばしば。


冬にメニューが少なくなる理由:時化が原因

こうした日が重なると、どうしても漁に出られる日が減り、港に揚がる魚の量や種類も少なくなります。

これが、今の季節メニュー数が少ない日が多い理由です。


冬の時化に備えた海彦での対策

冬の時化によって新鮮な魚がお店に少ない最近。

だからといって、お店を休みにするわけにはいかない…。

ということで、海彦では次の方法でこの時化に負けないように工夫をしています。

 

 

時化対策:魚を熟成保存する

冬に旬を迎える魚の中にはヒラメのような熟成保存がぴったりの魚が。

こうした魚は丁寧に下処理をしたうえで寝かせると、弾力の強かった身が柔らかくなり、さらに噛むほどに旨味が広がるように。

 

昆布締めや一夜干しなどで、こうした寝かせた魚をお出ししています。

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ヒラメの昆布締め

 

どうしようもない時:ランチをお休みさせていただくことも🙇

ほんっとうに魚がない日。

大変心苦しいのですが、ランチを臨時休業させていただいています。

最新の情報はインスタグラムから発信していますので、ご来店の前にご確認いただければと思います。


でも冬は脂乗り抜群な魚が多い。

いままでご紹介したように、冬の日本海は過酷。

しかし冬ならではの「寒ブリ」「寒サワラ」など脂乗り抜群な魚が獲れるのもまた特徴。

根魚ってなんだろう?煮付けにすると美味しい魚の正体に迫る!

脂乗り抜群なブリ丼

季節によって魚の味に違いがあるのはなぜなのか─。

 

ということで次回の記事では、冬に獲れる魚の特徴について、ご紹介します!

 


冬の日本海は過酷。でも冬の魚は美味しい。

時化が続き、魚がなかなか獲れない冬の日本海。

そんななかでもお客様に島根の魚をお楽しみいただけるよう、熟成保存など工夫をして魚種/メニュー数の確保に努めています。

ブリ大根や煮付けなど、寒いからこそより美味しく感じられる魚料理もお出ししていますので、見かけた際はぜひお試しください!!

皆さまのご来店を心よりお待ちしております♪

  • この記事を書いた人

海彦スタッフ

気がつけば島根5年目の東京からやってきた大学院生。魚や日本酒の知識を身につけながら、美味しい魚の食べ方やお酒に合う料理を模索中。

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