3月になり、お店には徐々に春の魚が入ってくるように。
そんな中でも最近よく獲れるのがヒラメ。
こちらは普段、ヒラメが入ったときにお店でお出ししているヒラメのお造りです。
そしてこの真ん中に乗っているのが エンガワ 。
エンガワというと、お寿司屋さんでシソと一緒になっている白身の魚を想像するかもしれませんが、その正体をご存知でしょうか。
一般的な刺身とは食感や脂のりが異なるエンガワとは一体なんなのか。
ということで、
エンガワの正体 に迫ってみました!
エンガワとは、ヒラメやカレイのヒレの付け根の部分
エンガワとは、ヒラメやカレイの ヒレの付け根にある筋肉の部分 を指します。
この部位は魚が泳ぐ際に常に動かしているため、身が引き締まり、独特の弾力と食感が生まれます。
特にヒラメのエンガワは脂がのっており、濃厚な旨味と甘みが感じられます。
一匹の魚からわずかしか取れないため、高級ネタとして扱われています。
ヒラメとカレイのエンガワの違いは?
エンガワと言っても、ヒラメとカレイでは味や食感に違いがあります。
ヒラメのエンガワは脂が豊富で、噛むほどに甘みが広がるのが特徴。
一方のカレイのエンガワは比較的あっさりしており、弾力が強い傾向にあります。
エンガワ=縁側!?
「エンガワ」という名前は、日本家屋の「縁側」に似ていることから付けられたと言われています。
引用:MARUHANICHIRO
エンガワの表面には薄く筋が入っており、この模様が縁側の板のように見えることが名前の由来に。
この筋によって、特徴的な歯ごたえがある食感が生まれるんです。
今が旬のヒラメのエンガワ、ご賞味あれ!
エンガワはヒラメやカレイのヒレの付け根にある希少部位で、脂の甘みとプリプリの食感が特徴です。
お店ではヒラメの身の部分と一緒にお出ししています。
部位によっても異なる魚の味、食べ比べてみてはいかがでしょうか♪