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七冠馬(ななかんば)純米吟醸とは?島根・奥出雲の地酒の由来、味わいと魚料理との相性

島根の地酒を魚料理と一緒に楽しみたい。

そんなときにご紹介したいのが、奥出雲町の簸上清酒(ひかみせいしゅ)が醸す「七冠馬(ななかんば)」です。

海彦では「七冠馬 純米吟醸」をお出ししています。

海彦で紹介する島根県奥出雲町の日本酒・七冠馬 純米吟醸

馬の蹄のようなマークが印象的な七冠馬

 

力強い名前に興味を引かれますが、注目したいのは、その名前に込められた物語と、食事に寄り添う味わい。

この記事では、七冠馬の由来、純米吟醸の特徴、飲み方、海鮮料理との組み合わせまで、蔵元の公開情報をもとにわかりやすく紹介します!

 

七冠馬(ななかんば)は島根・奥出雲の日本酒

「七冠馬」は、島根県仁多郡奥出雲町横田に蔵を構える簸上清酒の日本酒ブランドです。

奥出雲は中国山地に位置し、山々や田園の風景が広がる地域。

七冠馬(ななかんば)純米吟醸とは?島根・奥出雲の地酒の由来、味わいと魚料理との相性

奥出雲の棚田(イメージ画像)

日本酒の銘柄としては珍しい競走馬を思わせる名前ですが、実際に競馬史に名を残す名馬との深い縁から生まれました。

簸上清酒は「七冠馬」のほか「簸上正宗」「玉鋼」なども手がけています。

ひとくちに七冠馬といっても純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒など複数の種類があり、使う米や精米歩合、香り、味わいは商品ごとに異なります。

 

「七冠馬」という名前の由来はシンボリルドルフ

七冠馬の名前は、競走馬「シンボリルドルフ」に由来します。

七冠馬(ななかんば)純米吟醸とは?島根・奥出雲の地酒の由来、味わいと魚料理との相性

競馬のイメージ画像

シンボリルドルフは1984年に無敗でクラシック三冠を達成し、通算でGⅠ7勝を挙げた名馬。「皇帝」の愛称でも知られています。

競馬ファンにとっては、その名を聞くだけで特別な存在を思い浮かべる馬かもしれません。

では、なぜ奥出雲の酒蔵が競走馬の名前を冠したのでしょうか。

蔵元によると、シンボリ牧場のオーナーである和田家と、簸上清酒の蔵元・田村家には親族としての縁があるそうで。

シンボリルドルフが七冠を達成したことと、両家の縁が結ばれたことを背景に、1996年に日本酒「七冠馬」が誕生しました。

単なる競馬を題材にした商品名ではなく、人と人とのつながりを伝える名前なんだそうです。

2022年にはブランドロゴも新しくなりました。蔵元の説明では、ロゴのモチーフは「七角形の蹄鉄」。

七角形は七冠の偉業を、蹄鉄は競走馬を表しています。酒瓶のデザインにも、銘柄の背景を知る楽しさが詰まっています。

詳しい由来は蔵元の公式紹介でも読むことができます。

 

七冠馬 純米吟醸の味わいは?

七冠馬の純米吟醸を選ぶときに知っておきたいのが、香りと米の旨み、後味のバランスです。

簸上清酒は「七冠馬 純米吟醸 一番人気」について、華やかな吟醸香、山田錦由来の旨み、すっきりとしたキレを特徴として紹介しています。

香りだけが主役になるというより、食事と合わせることも考えられた酒質といえるでしょう。

蔵元の「七冠馬 純米吟醸 一番人気」の商品案内では、原料米は山田錦、精米歩合50%、アルコール分15%とされています。

ただし、七冠馬には季節限定品など別の純米吟醸もあります。また、2026年10月には「一番人気」の一部容量について、特定名称表示が純米吟醸から純米大吟醸に変わったとの流通元案内があります。

ここで紹介した数値を、すべての「七冠馬 純米吟醸」に共通する仕様として扱うことはできません。実際に飲む商品のラベルをご確認ください。

 

 

そもそも純米吟醸酒とは?

日本酒の「純米吟醸」は、原料や製法などの基準を満たした清酒の特定名称のひとつです。

米、米こうじ、水を原料に用い、精米歩合60%以下などの要件を満たし、吟醸造りによって造られます。

醸造アルコールを添加しない点が「純米」の特徴です。

 

精米歩合とは、玄米を磨いたあとに残る白米の重量割合のこと。

たとえば精米歩合50%なら、玄米の重量を基準に半分まで磨いていることになります。

※なお、精米歩合50%の酒が必ず「純米大吟醸」と表示されるわけではありません。

特定名称には精米歩合以外の要件もあり、商品表示は蔵元が実際に販売する製品のラベルを基準に確認することが大切です。

 

魚料理と楽しむ、七冠馬のペアリング

魚料理と日本酒の組み合わせに、ひとつだけの正解はありません。

白身の繊細な旨みを楽しみたいのか、脂ののった焼き魚をすっきり味わいたいのか。

料理の調理法や味付けによって、合わせたいお酒も変わります。

七冠馬の純米吟醸が持つ香り、米の旨み、後味のキレに注目して、海彦の海鮮料理との組み合わせを考えてみました!

 

サワラの西京焼き|味噌の甘みと酒のキレ

サワラの西京焼きは、魚の旨みと味噌の甘み、焼いた香ばしさが重なる料理。

しっかり味のついたひと口のあとに、すっきりした後味の日本酒を合わせると、次のひと口に進みやすい組み合わせが期待できます。

西京味噌の甘みが強い場合には、お酒の香りや酸味とのバランスを意識してみてください。

七冠馬とのペアリング候補・サワラの西京焼き

サワラの西京焼き

 

ブリのカマ焼き|脂と香ばしさを楽しむ

ブリのカマは、脂の旨みと焼き目の香りを楽しめる部位です。

塩焼きなら、魚の味わいを主役にしながら、七冠馬の米の旨みを重ねる組み合わせが考えられます。

レモンや大根おろしを添える場合は、酸味が加わることで印象も変わります。

脂の多い料理だからこそ、飲み口の軽さだけでなく、お酒自身の旨みがあるかもポイントになります。

 

白バイ貝の刺身|繊細な甘みと香り

毎年大好評!白バイ貝が今年も登場!

一度は食べてほしい白バイ貝の刺身

 

白バイ貝の刺身は、独特の歯ごたえと噛むほどに感じる甘みが魅力。

濃い味付けをせず、少量のしょうゆなどで味わう場合は、日本酒の香りが料理を覆い隠さないかに注目すると楽しみが広がります。

貝の甘みと純米吟醸の米の風味をゆっくり比べたい一皿です。

 

ほかにも試したい海鮮料理

ヒラメの薄造り、マダイの昆布締め、イサキの炙り、アマダイの塩焼き、あなごの白焼き、レンコダイの酒蒸しなども候補になります。

淡泊な刺身なら香りの強さを、炙りや焼き物なら香ばしさを、煮付けなら甘辛い調味料とのバランスを意識すると選びやすくなります。

 

七冠馬は冷酒がおすすめ? 飲み方のポイント

簸上清酒は「七冠馬 純米吟醸 一番人気」の飲み方として冷酒を案内しています。

海彦でも、冷蔵庫で冷やした冷酒の状態でお出ししています!

 

七冠馬についてよくある質問

Q. 七冠馬は何と読むのですか?

A. 「ななかんば」と読みます。競走馬シンボリルドルフのGⅠ7勝に由来する名前です。

 

Q. 七冠馬を造っている酒蔵はどこですか?

A. 島根県仁多郡奥出雲町横田にある簸上清酒合名会社です。

 

Q. 七冠馬の純米吟醸は辛口ですか?

A. 甘辛の感じ方は商品や飲む温度によって異なります。

「純米吟醸 一番人気」は蔵元が香り、米の旨み、すっきりした後味のバランスを紹介している商品です。日本酒度の数値だけで味わいを決めつけず、実際のラベルと商品説明も参考にしてください。

 

Q. 七冠馬の純米吟醸はすべて山田錦ですか?

A. いいえ。七冠馬には複数の純米吟醸商品があり、原料米が異なる場合があります。

山田錦と確認できるのは、蔵元の商品案内に掲載された「純米吟醸 一番人気」など、対象が明示された商品です。

 

Q. 魚料理なら何と合わせるのがおすすめですか?

A. サワラの西京焼き、ブリのカマ焼き、白バイ貝の刺身などを候補として紹介しています。

料理の味付けや酒の温度によって相性の印象が変わるので、少しずつ試してみてください。

 

まとめ|奥出雲の七冠馬を、海の幸と一緒に

「七冠馬」は、競馬史に名を残すシンボリルドルフと、酒蔵をつなぐ人の縁から生まれた島根の日本酒です。

名前の物語を知ると、いつもの一杯にも少し違った楽しみが加わります。

純米吟醸の香りと米の旨み、すっきりした後味は、魚料理と組み合わせて考えるのも魅力的です。

海彦では七冠馬 純米吟醸をご紹介しています。気になる方は、お料理と一緒にぜひお楽しみください。

なお、提供銘柄や在庫は時期によって変わる場合があります。銘柄や商品仕様は、店頭のご案内や瓶のラベルをご確認ください。

 

参考資料

簸上清酒「七冠馬を知る」(銘柄の由来、ブランドの説明)

簸上清酒「商品情報」(商品ごとの原料米、精米歩合、飲み方)

日本名門酒会「七冠馬 一番人気」(商品表示の変更に関する案内)

※商品仕様や名称表示は変更されることがあります。最新の情報は購入する商品のラベルと蔵元の案内をご確認ください。

  • この記事を書いた人

海彦スタッフ

県外から島根にやってきた大学院生。
魚を捌いている様子や仕込みの様子、メニューのこだわりポイントをインタビューしてブログ記事の執筆を行う。
山陰の魚や日本酒の知識を身につけながら、美味しい魚の食べ方やお酒に合う料理を模索中。

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