海彦では、期間限定で9種類ほどのお酒を用意しています。
こちらは、現在お出ししている「姿 特別純米辛口限定酒」。
「姿(すがた)」は、栃木県栃木市にある飯沼銘醸が醸すブランド。
同蔵は「杉並木」などの銘柄でも知られ、なかでも「姿」シリーズは原酒・無濾過・限定流通にこだわり、日本酒通の間でも人気を集めている一本です。
この「特別純米 辛口 限定酒」は、力強さとバランスの良さを両立させた辛口タイプ。
原酒ならではの厚み、そして食事に寄り添うキレが特徴です。
実際に飲んでみた!姿 特別純米 辛口 限定酒の味の特徴
まず香りは控えめで、ほんのりと米の旨味を感じさせる穏やかさ。
口に含むと、
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厚みあるボディとしっかりとした米の旨味
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後半にかけてグッとくる辛口の切れ味
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原酒らしい飲み応えの強さ
が感じられます。
他のお酒と比較すると…
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「洌 純米」と同様にキレが鋭いが、姿はよりボリューム感がある。
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「名倉山 純米吟醸」や「絹乃峰 純米酒」のような柔らかさよりも、力強さと飲みごたえを重視した設計。
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「来福 純米吟醸」よりも香り控えめで、食事との調和を優先。
飲み口まとめ
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甘み:控えめ
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酸味:穏やか
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キレ:鋭い
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コク:厚め
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アルコール感:しっかり
海鮮料理とのおすすめペアリング
姿のような「厚み+辛口キレ」の酒は、焼き物や旨味の強い魚介料理との相性が抜群です。
特におすすめは以下の3品です。
・ブリのカマ焼き
→ 脂がたっぷり乗ったブリのカマ焼きには、姿の辛口がピッタリ。
カマの濃厚な脂と旨味に負けず、酒のキレが後味を引き締めます。
重層的な味のぶつかり合いから生まれる“旨味の相乗効果”を楽しめる一品です。
・沖ギスの天ぷら
→ 揚げ物特有の油分に、姿の辛口が見事にフィット。
天ぷらの衣の甘みや魚の旨味にコントラストをつけるように、口の中をさっぱりとリセットします。
・あなごの白焼き
→ 香ばしく焼かれたあなごの脂と、姿の厚みある旨味が調和。
後味はキレでまとめてくれるので、飲み疲れせず箸も盃も進みます。
まとめ
「姿 特別純米 辛口 限定酒」は、パワフルさとキレの良さを兼ね備えた実力派の辛口酒。
米の旨味をしっかりと感じながら、料理の脂やコクを洗い流す食中酒です。
特に、
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ブリのカマ焼き
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沖ギスの天ぷら
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あなごの白焼き
など、旨味や香ばしさ、油分を楽しむ海鮮料理と合わせると、お互いの魅力が最大限に引き出されます。
「食を引き立てる力強い一杯」を求める方には、間違いのないお酒です。